Case study
旅館の貸切風呂へVACANを導入、リアルタイムな空き状況をお客様に配信
温泉旅館 由布院いよとみ さま
大分で創業90年を誇る温泉旅館 由布院いよとみ。2018年に大規模改修を依頼した梅田健之建築事務所からの提案で、貸切風呂のリアルタイム空き状況をスマートフォンで閲覧できるシステムVACANをご導入いただきました。
いよとみは、全てのお風呂を貸切風呂として提供することにこだわっています。お風呂に効率よく入っていただくために予約制にすると、時間通りにお風呂が空かないなどのトラブルが起こりかねないこと、心ゆくまでご入浴いただけないことに心を痛めていらっしゃいました。
VACANを導入して、お客様の満足度アップだけでなく従業員の業務量削減にも成功していらっしゃいます。5代目代表の富永社長にお話を伺いました。
・全てのお風呂を貸し切りにしながらも、お風呂待ちによるお客様ストレスを軽減。
・お風呂の空き状況をIoTテクノロジーVACANで自動配信し、従業員の業務量を削減
・館内のお風呂全てを貸切制にしているが、予約制だとお客様に負担がかかる場合もあった。
・宿泊客が多い場合、貸切だと「お風呂が空かず存分に温泉に入れない」という懸念もあった。
・VACANのトイレ混雑解消の実績。
・お客様にも旅館従業員にも便利なシステム。
・お客様の都合の良いときに存分に温泉を楽しんでいただけるようになった。
・最先端技術を導入していることでお客様からの評価が高くなった。
・お風呂待ちにまつわるお客様からの苦情がなくなった。
・お客様へのお風呂空き状況ご案内業務を削減できた。
・お客様が温泉に入れなかった場合のキャッシュバックなどのリスクを回避できた。
−VACAN導入のきっかけはなんだったのでしょうか?
いよとみは、先代から貸切のお風呂にこだわってきました。自宅では小さなお風呂で足を伸ばせないようなお客様もいらっしゃることでしょう。そんなお客様に大きなお風呂を独占し、ゆっくりと温泉につかっていただきたいからです。
いよとみには、お部屋についている露天風呂が3つあり、共用のお風呂が5つあります。10人以上入れるような大風呂や露天風呂など5つの共用のお風呂を全て貸切にしています。
予約制にすると、お客様は「時間通りに上がらなくては」と時間を気にしながらの入浴になります。もし、時間になっても前のお客様がお使いになっていると、お客様同士でトラブルになってしまいます。しかし、予約をやめて完全フリー貸切にしたら、お客様には空いているか確認するために何度もお風呂まで行っていただかないとなりません。
2018年の大規模改修を依頼した梅田健之建築事務所にこれらの懸念点を相談したところVACANのシステムを紹介されました。
−VACAN 導入の決め手はなんだったのでしょうか?
VACANの説明を聞いた途端に、これは素晴らしいシステムだと思い、即、導入を決断しました。
−VACAN 導入前に懸念点はありましたか?
全くありませんでした。東京でトイレの混雑解消実績があると聞いたので。
温泉の空き状況を配信すれば、お客様はお部屋でお風呂が空いていることを確認してからお風呂に向かえます。お風呂まで行ってみたらお風呂が空いていない→空いているお風呂を探し回るというお客様のご不便を解消できると確信できました。
−VACAN 導入後どのような変化がありましたか?
導入前は、お客様から「いつお風呂が空くの?」「何度も確認に行かなければならないの?」というお困りの声を聞くこともありましたが、導入後は全くなくなりました。
従業員が「お風呂空きましたよ」などのご案内をする必要がないので、24時間お客さまが入りたいときに何度でもお風呂をご利用いただいています。それでも、特にトラブルもありません。
お客様からも「便利」「画期的」「最先端」「すごい!」とご好評いただいています。
共用のお風呂のうち2つは、はなれのお風呂棟にあります。また、別館のお風呂がない宿泊棟にお泊まりのお客様もいらっしゃいます。お客様に、別棟のお風呂まで行っていただく場合にも、客室で空いてるお風呂を確認してからお風呂に向かっていただけるようになりました。
−VACANは導入後、サービスの周知・利用促進で工夫したことはありますか?
チェックイン時にお客様にお渡しする館内マップにお風呂の空き状況へアクセスするためのQRコードを入れています。
「このシステムは東京のバカンという会社が作ったシステムでね。トイレやレストランの空き状況も配信してるんですよ」とご紹介しています。
お客様は「すごいですね!!最先端!」と感動してくださいます。
QRコードが読み取れない携帯電話をお使いのお客様や、スマホをお持ちでないお客様には、貸し出し用のスマホを用意しています。
みなさま、便利に使いこなしてくださいます。
−VACAN導入のコストについてはどのように捉えていらっしゃいますか?
効果を考えたら、安いものです。
もし、VACANを導入せずにお客様からの苦情があれば、従業員が対応しなければならないです。お部屋まで「お風呂が空きましたのでどうぞ」とご案内に行ったり、お風呂に思うように入れなかったからキャッシュバックして欲しいなどのお声に対応するリスクだってありえます。
これらに比べたら、バカンの導入費の方が断然安いですし、何よりもお客様にご満足いただけます。
−VACANはどのような方におすすめできますか?
全国の貸切温泉サービス、ランドリーサービスにもオススメです。
外国からのお客様(インバウンド)の方が増えて、「他の人と一緒にお風呂に入りたくない」というご要望は増えています。ですから、旅館やホテルはプライベート重視の方向に進んでいるんです。
貸切サービスを検討する旅館・ホテルは増えているので、早い段階で、バカンのシステムを検討したら良いのではないかと思います。
また、私自身がビジネスホテルに宿泊する際に、コインランドリーが空いてなくて、探し回ることがあるんです。大抵、各階に設置されてるランドリーは少なくて、上の階や下の階まで空いているランドリーを探さなくてはならず…「VACANが入ったら便利なのに」とよく思います。
−ありがとうございました。VACANは外国語の表示も可能です。多くのホテル・旅館業の皆様にVACANを使っていただき、旅館・ホテルの貸切・プライベート空間確保のお役に立てれば幸いです。
カテゴリを選択してください