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Case study

住民の方の利便性が向上。IoTデバイスを活用しワクチン接種予約代行受付施設の密を抑制

山口県下関市 さま

業種
官公庁
活用場所
ワクチン接種予約会場

今回はリアルタイム空き情報配信サービス「VACAN(バカン)」を用いて、ワクチン接種予約代行受付施設の密抑制の取り組みをおこなった下関市様にお話を伺った。インターネット上からいつでも施設のリアルタイムの混雑状況を確認できるようにすることで、住民の方が安心して施設を利用できる環境を整備された。

導入サービス:リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN(バカン)」
導入箇所:ワクチン接種予約代行受付施設(17箇所)
利用期間:5日間   

導入前の課題

  • 早期に高齢者のワクチン接種予約受付を完了させる必要があった。
  • コロナ禍での会場混雑が不安となり、ワクチン接種予約代行受付施設へご来庁いただけるかが課題であった。
  • 各施設の混雑状況を確認するのに、直接電話で問合せる必要があった。

導入の決め手

  • 導入・運用コストの低さ
    混雑可視化はカメラなどによる画像解析といった方法でも行えるが、一時的な利用である今回のようなケースではカメラやセンサーといったハードウェア機器の購入・設置は導入コストが高すぎて難しい。一方で本サービスは、担当者が手元のスマートフォンなどから入力するだけで混雑の可視化が可能なため、導入にかかるコストを抑えられる。また操作も3つのボタンを操作するだけのシンプルな仕様になっているため、マニュアルを用意すれば事前の研修などなしに利用を開始でき運用コストも低い。
  • 市民にとって利用しやすい
    混雑情報はアプリなどのダウンロード不要で、スマートフォンやPCなどから2次元バーコードなどを読み取ることで、どなたでもすぐに見られる仕組みになっているため、使用するハードルが低い。
  • 視認性の高さ
    サービスの専用ページ上で複数の施設を混雑情報と共に一覧表示することができるため、会場の情報を利用者が漏れなく知りやすくなる。

導入後のメリット、効果

  • 混雑が抑制された
    混雑情報を市のHPやアプリ、防災メールなどを通して発信したところ、初日だけで3000以上の閲覧があり、どの会場でも大きな混雑は確認されなかった。予約代行受付施設では特に高齢者の方の利用が多いが、今回の導入により密の発生を抑制できたことで感染症の感染リスクを低減できた。
  • スピーディかつ安定した運用を実現
    準備期間を含め1週間足らずという、スピード感をもって準備から提供までを行うことができた。またPCやスマートフォンなどで管理画面にアクセスし、3つのボタンを押す直感的な操作だけで混雑の可視化が可能なため、事前研修などは行わなかったがトラブルも起こらず、安定した運用ができた。
  • 利用者からの問い合わせもゼロ
    新規のサービスを導入すると利用者から使い方について問い合わせがくることもあるが、本サービスではURLもしくは2次元バーコードを読み込むだけで混雑情報を見ることができるため、利用に当たり複雑な操作の必要がなく住民の方からの使い方に関する問い合わせはなかった。また市としても、手軽にHPや防災メールなどに掲載することができ告知の手間が軽減された。