避難所のたらい回しを防ぐために導入。混雑の可視化で密を防ぐ安全な防災環境を市民に提供

炭火焼肉じろう_オーナーとのれん

福島県郡山市 さま

業種
官公庁
活用場所
避難所

福島県郡山市では、2019年10月の令和元年東日本台風の際、市内全体で床上浸水約6,700件などの大きな被害が発生いたしました。そのときの経験を基に、同市は防災に大きく力を入れており、高齢者の方も含め市民の方が安全に避難できるよう避難所の見直しなど、地域防災力の向上に努めており、「防災コンパクト先行モデル都市」にも指定されています。

またコロナ禍においては、感染拡大防止のために人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)などが求められていますが、これは災害時に開設される避難所でも例外ではなく、距離の確保や体調不良者のゾーニングなどが重要になります。一方で、そうした状況下においては各避難所の収容可能人数が従来と比べ少なくなる可能性があり、一部の避難所に人が集中することを避け、分散して避難をすることが必要になります。

今回はそういった背景を踏まえ、VACANを導入された郡山市に導入する上でのポイントなどをお聞きしました。

避難所を運営する上での課題

有事の際に、避難所の場所が咄嗟に分かりにくい

防災マップ等に避難所の場所等は載っている一方で、「有事の際に防災マップを見つけるのが困難」、「現在位置から避難所までの道程の把握しづらい」などの課題があった。

密の回避が求められるようになった

新型コロナウイルスの感染拡大により、避難所に収容できる人数の上限が大幅に減る(通常の人数の20~30%減程度)こととなった。それを踏まえた上で、密の発生を防ぎつつ避難所の運営を行える体制の構築を、早急に構築することを求められるようになった。

1つの避難所に人が集中し、たらい回しのリスクが生じる

避難所の混雑情報を適切に避難者に伝えることで利用者を分散させ、行ってみたものの避難所に入れないといった状況を防げる環境を整備する必要があった。

「VACAN」を用いて解決!

簡単にシステムの導入・利用が可能

【導入自治体】

職員や避難所の担当者が持つ、PCやスマートフォンを用いて混雑情報を入力する仕組みになっているため、新たなデバイスの導入やシステム、アプリケーションの構築といった必要がありません。また混雑情報を配信する際も、混雑具合に応じて「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の選択肢から選ぶだけのシンプルな操作になっています。そのため、導入から運用までのハードルが高くないと感じました。

また新たに避難所が開設された場合も、紙の地図やPDFなどに比べて追加がしやすいといった点も挙げられます。

【利用者】

アプリなどのダウンロードやユーザー登録の必要がなく、URLや2次元バーコードから該当のページにアクセスするだけでサービスをすぐに利用できるため、使いやすい印象を持ちました。(参考:https://vacan.com/

リアルタイムに混雑情報を可視化できる

従来の電話やメールなどを活用した方法では難しかった、「リアルタイム」での混雑情報の配信が可能です。各避難所の担当者が混雑情報を更新すると、それらの結果が即座にVACAN Maps上に反映されるというのは魅力的でした。

※通信環境によって更新までにかかる時間は変わる可能性があります。

混雑情報だけでなく避難所の場所などの付随情報も利用者に提供

各避難所の詳細ページには混雑情報以外にも、問い合わせ先や住所などを記載できます。また自由記述できる枠もあるためトイレや更衣室、駐車場の有無などの情報を記載し、より詳細に避難所の情報を利用者の方に伝えることができます。避難所の位置だけでなく、混雑情報に加え避難所の詳細情報を伝えられる点は、従来の防災マップなどでは実現できなかった点です。

「VACAN」選定のポイントは?

多くの自治体に導入されていた

現在東京都豊島区や世田谷区、三重県四日市市、栃木県、広島県など100を超えるの自治体に導入(2021/05/18時点)されています。また宮崎県日南市、福島県いわき市、福島市、千葉県南房総市などで実際に有事の際に利用されています。

システムの操作に専門性などが必要ない

非常にシンプルな操作で混雑情報を可視化できるため、操作や運用に関わる研修等の手間を抑えられることが期待できます。実際に、郡山市さまでもバカンの方で用意した操作手順をマニュアルを用いて研修を1度開いていいただいた後、本番運用をおこなっていただきました。