Information 2021.01.07
観光地の「新しい生活様式」を提案!奈良市観光協会と共同で、市内の施設や店舗等の混雑状況を可視化
AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)は奈良市観光協会と共同で、リアルタイム混雑情報配信サービス「VACAN(バカン)」を用いて市内の施設や店舗等のリアルタイム混雑状況を可視化する取り組みを開始しました。これにより観光客の方は混雑を避けた行動をしやすくなり、安心して施設や店舗等を利用いただきやすくなります。本取り組みに参加される施設や店舗等にとっても、感染症対策の取り組みのアピ-ルとなります。
内閣府が提案する新型コロナウイルス後を見据えた「新しい生活様式」の推進により、今後安心・安全への関心の高まりやデジタルプロモーションの重要性の高まりが想定されます。それに伴い観光地では、With/Afterコロナ時代の観光客が求める観光環境の整備やプロモーション手法への対応が求められています。
そういった状況に対応するために、同協会は奈良市からの委託を受け、観光案内所へデジタルサイネージシステムの導入などを新たに進めています。デジタルサイネージには、市内の観光情報に加えて、観光施設や店舗等を地図上に表記するなど、観光客にとって視覚的にわかりやすい情報も提供する予定です。
今回のリアルタイム混雑情報配信サービス「VACAN」の導入により、市内に設置されたデジタルサイネージやVACAN専用サイト等に施設や店舗等のリアルタイムの混雑状況を表示します。混雑状況を可視化することで、観光客の方は混雑を避けた行動が可能となり、施設や店舗等を安心してご利用いただけるようになります。また可視化の取り組みに参加される施設や店舗等は、サイネージ上での店舗情報の発信のみならず、感染症対策の取り組みのアピ-ルの機会にもなります。
奈良県では新型コロナウイルス発生後、2020年5月には国内宿泊施設の客室稼働率が前年比で47.1ポイント減の6.5%(観光庁調べ)と、全国平均以下の極めて低い水準となるなど大きな影響を受けています。 そういった状況を踏まえ、密を回避し観光客の方が安心して楽しめる環境の整備が急務でした。
またコロナ禍において、以前の賑わいを取り戻したいと考える観光地が増えている一方、「密」を避けた観光をしたいという声も増えてきています。今回は施設や店舗等のリアルタイム混雑情報を可視化し、混雑を避けた行動を観光客に促すことで安全に過ごせる環境を実現し、観光地と観光客の双方の課題解決を目指します。本取り組みを推進することで、「新しい生活様式」に合わせた観光地のモデルケースの確立に挑戦します。
・奈良市総合観光案内所(JR奈良駅旧駅舎)
・奈良市観光センター「ナラニクル」(三条通り沿い)
・近鉄奈良駅観光案内所(近鉄ビル1階)
VACANは、お店や施設のリアルタイムの空き情報をスマホやデジタルサイネージ等で見られるよう配信するサービスです。空きや混雑を検知するには様々な方法がありますが、今回は2つの技術を活用します。1つ目は、ボタン型の専用機器(名称:IoTボタン)で、同装置を操作してスマホのマップ上に表示される混雑状況を更新します。混雑状況表示は、「空きあり」「やや混雑」「満」の3段階で表示されます。IoTボタンは、3つのボタン(「空」「やや混雑」「満」)がついた縦約10cm×幅約6cmほどの機器で、単独で通信ができ、電源コードを刺すだけで使用できます。
2つ目は、人の入退出を自動でカウントするセンサーを用います。混雑を可視化したい場所に設置し、得られた情報を独自技術で処理することで混雑情報を取得します。これらの技術を場所や環境によって柔軟に使い分けることで、混雑情報をリアルタイムに精度高く可視化することが可能となります。
すでに江ノ島などではこれらの技術を活用して島全体の混雑可視化する取り組みが行われており、With/Afterコロナ時代の新しい形の観光地の実現をサポートしています。
本取り組みへのご参加については、奈良市観光協会公式ホームページのお知らせの募集要項、または下記の連絡先までご連絡ください。
【お申込先】
TEL:050-3138-500(受付時間 平日9:00-21:00)
WEB受付:https://corp.vacan.com/contact (24時間受付)
会長:乾昌弘
HP:https://narashikanko.or.jp/
所在地:奈良市三条本町8番1号シルキア奈良2F
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。
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