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Information 2020.06.30

株式会社バカンと東京建物株式会社 IoTを活用し、混雑状況と連動してトイレ個室内へ広告配信するサービス 国内初の商用化に向け、共同で実証実験の取り組みを開始

株式会社バカン(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)と、東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:野村均、以下「東京建物」)の2社は、オフィスビルなどのトイレにおいて、IoT(モノのインターネット)を活用して検知した個室の混雑状況や個室内滞在時間状況と連動し、個室内に広告を配信するサービスの実証実験の取り組みを開始します。本サービスの広告は、パーソナルな空間への配信で高い到達率を見込んでおり、本年秋頃の商用化を目指します。


本サービスでは、バカンが展開しているトイレ向け混雑抑制IoTサービス「AirKnock(エアーノック)」を改良した「AirKnock Ads(エアーノックアッズ)」を用います。AirKnock Adsでは、トイレ個室の壁面に10インチのタブレットを設置。個室の利用が始まると約30秒の動画広告を複数本再生します。トイレ全体が混雑している場合などは再生本数を制限し、代わりに個室外の混雑状況や個室滞在時間を表示することで、個室内の長時間滞在者の自主的な退出とトイレの待ち時間の低減を図ります。個室の利用状況は、個室ドアなどに設置したセンサーなどを用いてデータを取得、判定します。

(ベースとなっているAirKnockはバカンのHPでもご紹介しています:https://corp.vacan.com/service/airknock )

AirKnockAdsのイメージ

今回は、東京建物が運営する1フロア約1,500坪のメガプレートを持つ大型オフィスビル「中野セントラルパークサウス」の数フロアにAirKnock Adsを設置いたします。

中野セントラルパークサウス

バカンは、IoTとAIを活用して、トイレのほか商業施設や飲食店など、あらゆる場所の空き状況を検知し、情報配信するサービスを提供しています。トイレ個室への動画広告配信は、高い到達率やターゲティング精度が期待される一方、昨今課題となっているトイレ混雑の助長が懸念され、商用化が難しい領域でした。今回の実証実験では、バカンがこれまでに蓄積してきた技術やノウハウから生み出した特許技術(出願中含む)が多数用いることで、それらの困難を解消しています。今回の実証実験を通じ、バカンは個室内への広告配信に関する知見やノウハウを蓄積し、サービスを改良の上、本年秋頃の商用化を予定しています。

東京建物は、IoTテクノロジーを活用し、ビルに入居されているお客様の更なる安全・安心・快適なビル運営と環境づくりを目指します。


<株式会社バカン 会社概要>
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
本社:東京都千代田区永田町2丁目17番3号 住友不動産永田町ビル2階
設立: 2016年


<東京建物株式会社 会社概要>
会社名:東京建物株式会社
代表者:野村均
本社:東京都中央区八重洲一丁目4番16号 東京建物八重洲ビル
設立:1896年