Information 2020.12.17
AI×IoTで空き情報配信サービス提供のバカン、藤枝市と共同でWithコロナ時代の飲食店モデルづくりに挑戦
AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)は、スタートアップと行政が協働する、新たな地域課題解決プロジェクト「Urban Innovation JAPAN」3期に採択されましたのでお知らせします。同プログラムでは静岡県藤枝市、株式会社藤枝オリコミピーアールと共に、同市飲食店のリアルタイム混雑情報の可視化と直前予約機能を用いてWithコロナ時代の新しい生活様式に合わせた飲食店モデルの確立に挑みます。
「アプリを作りたい」「AI・IoTを活用したい」といった最新テクノロジーの活用が、自治体でも珍しくなくなってきた昨今、自治体がテクノロジーを持つ民間のベンチャー企業と共同で事業を実施する機会が増えつつあります。しかしながら、自治体と民間企業との協働においては、お互いのマッチングから事業の推進まで様々な課題が見られます。そういった背景のもと、日本全国の自治体の課題とスタートアップをマッチングする、オープンイノベーション・プログラムである「Urban Innovation JAPAN」が2019年より開始されました。2020年度の参加地域のうち、静岡県藤枝市では、バカンと共に「Withコロナ時代の飲食店モデルの確立」を目指すプロジェクトを展開します。本プロジェクトでは、藤枝市との課題共有・メンタリング・実地検証を含む、約4か月間の実証実験を協働して行います。
今回の検証では、Withコロナ・Afterコロナ時代の高い利便性と、安心・安全性を兼ね備えた新しい店舗様式の実現に向け、お店や施設のリアルタイム空き状況をIoTデバイスやカメラなどで検知する「VACAN(バカン)」と、地図上で空き情報を確認できる「VACAN Maps(バカン マップス)」を組み合わせた実証実験を予定しております。店舗のリアルタイムの混雑情報を手軽に確認できることで、市民の方が安心して来店できる環境整備をサポートすると共に、これまで難しかった「10分後」の座席予約をその場でできるようにし、利便性の向上も同時に図ります。
(図)イメージ図
JR藤枝駅周辺の飲食店街は個人営業の飲食店が活況でしたが、新型コロナウイルスの影響により、飲食店での食事はリスクが高いものと捉えられ、以前に比べ客足が遠のいている状況です。またヨーロッパをはじめ世界各地で再びロックダウンが行われるなど、いまだにウイルスの収束も見通せません。このようにウイルスの影響は長期にわたる可能性が大きく、その状況下で飲食店が営業を続けていくためには、Withコロナ時代を見据えた「お客さんが安心して来店できる環境づくり」が必要不可欠です。
今回の取り組みにより、飲食店がリアルタイムの混雑情報を手軽に発信できるようになることで、市民の方が事前に飲食店の混雑を把握し、安心して行動できるまちの実現を目指します。また混雑の把握だけでなく、その場で予約ができるようにすることで利便性も向上させます。
今回の取り組みは、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を利用して行われます。VACANには、マップ上で近くの飲食店、施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」(https://vacan.com)という機能があり、利用される方はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等からアクセスすることで、目的の店舗・施設の混み具合を確認することができます。
VACAN Mapsはスマホからのアプリのダウンロード等は不要で、どなたでもご利用ができ、空き情報は会員登録をしなくてもご確認いただけます。また会員登録を行えば、10分間席を確保できる直前予約なども可能となります。
VACANへの掲載加盟店を募集しています。お申し込みはメール(contact@vacancorp.com)、専用ダイヤル(050-3138-5500 ※平⽇ 9:00 〜 21:00)で受け付けています。
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空き情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂など様々な場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。
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