2023.04.19

VACANが佐野市で混雑解消プロジェクトをスタート!地域活性化に貢献する、混雑抑制プラットフォームを導入

AI×IoTを活用してあらゆる「待つをなくす」スタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、栃木県佐野市のラーメン店や観光地の情報を、混雑抑制プラットフォーム「VACAN(バカン)」を通して、検知・配信する取り組みをスタートします。これにより、待ち時間の短縮と地域活性化を目指します。2023年4~5月末(予定)に実証実験として実施され、約90のラーメン店と27の観光地が対象となります。

■取り組みの背景
佐野市の商店街や飲食店は、人気店舗への客の集中や待ち時間の増加が課題となっており、これにより観光客の満足度低下や地域経済への悪影響が懸念されています。さらに、地域全体の活性化が阻害されることで、観光客に知られていない魅力的な店舗や観光地が埋もれてしまう可能性もあります。佐野市では、この課題に対処するために、飲食店および観光地の活性化を目的とした実証実験をスタートします。

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■プロジェクトの概要
今回の実証実験は、2023年4~5月末に予定されており、佐野市のラーメン店約90店舗と観光地27箇所の情報をマップ上に可視化します。また混雑状況の可視化・管理・配信にはバカンが提供している、混雑抑制プラットフォーム「VACAN」(https://corp.vacan.com/service)を活用します。

VACANでは様々な方法で空きや混雑を検知/配信/管理できますが、今回はラーメン店90店舗の内、計20店舗(AIカメラ「VACAN AIS(バカンアイズ、以下 AIS)」を活用した可視化が3店舗、受付・待ち順管理ができるデジタル整理券システム「VACAN Q ticket(バカン キューチケット、以下、Q ticket)」が5店舗、ボタン型IoTデバイスを活用した可視化が12店舗)で混雑状況の検知・配信をおこないます。これにより、観光客に最適な来店時間や周辺観光情報を提供することが可能となります。

各店舗や施設の情報は、VACANが提案するマップ型混雑情報配信サービス「VACAN Maps(バカン マップス、以下 Maps)」および、専用ページ(https://magazine.vacan.com/sano-ramen)で配信します。佐野市のラーメン店や観光地のリアルタイム混雑情報を提供し、来店時間の分散や待ち時間の短縮を実現します。これにより、観光客は効率的に観光地を周遊する時間が確保でき、地域の経済効果が向上することが期待されます。また、これまで知られていなかった店舗や観光地へのタッチポイントが生まれ、地域全体の活性化に繋がります。

■混雑抑制プラットフォーム「VACAN」について
今回の取り組みでは、バカンが提供する混雑抑制プラットフォーム「VACAN」を活用します。VACANは目的に応じて配信方法を変えられる機能を持っており、今回の取り組みでは、下記の機能を活用することで、混雑の検知/配信/管理を実現します。

①AIカメラ「AIS」
AIカメラ「AIS」を用いることで、店内に設置したカメラの画像をもとに混雑状況を自動判定します。自動検知できるため、導入施設では既存のオペレーションを変えることなく混雑状況を可視化できます。また検知した情報は、webページやデジタルサイネージに配信できます。

②デジタル整理券システム「Q ticket」
デジタル整理券の発行が可能となる「Q ticket」により、受付・待ち順をオンライン上で管理します。Q ticketは、店頭に行く前に専用スマホサイトへアクセスあるいは店頭のタブレットを操作して、デジタル整理券を発券し、その場に並ばずに順番待ちができるようにするサービスです。順番待ちの状況は、webページや施設のデジタルサイネージなどに配信できます。

またメールアドレスやLINE等を登録することで、順番が近づいたら通知を受け取ることができます。その場で並ぶ必要がなくなるため、通知がくるまで順番待ちの時間を自由に過ごしていただくことができるようになります。オンライン上で並べるようになったことで、買い周りが促進され他店舗では売上の向上などの効果も確認されています。
参考:その場で並ばずに、購入できるイベントの動線を実現。買い回りの促進などの効果も(https://corp.vacan.com/casestudy/hanshin-umeda.html

③マップ型混雑情報配信サービス「Maps」
「Maps」はマップ上で施設等の空き・混雑状況を一覧表示でき(https://vacan.com)はスマホやPCから、アプリなどのダウンロード不要でご利用いただけます。マップ上にはジャンル問わずあらゆる場所の混雑情報が表示され、全国で15,000箇所以上が掲載されています。また災害時には避難所の混雑情報も確認でき、既に200を超える自治体にご導入いただいており、自治体や店舗などのDXをサポートしています。

混雑状況は、お店・施設に設置されたボタン型IoTデバイスを店員の方が操作する、カメラやセンサーで取得した施設内状況のデータからAIで自動判定する、スマートフォンなどから直接入力するなど、店舗・施設の環境や予算などに合わせた様々な方法で配信できます。

■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空き情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。また可視化だけでなく混雑の抑制・管理なども行っており、空き情報を起点としたDXサービスを提供しています。