2023.03.15
AIとIoTを活用し、店舗内のあらゆる待ちを解消へ。東京ミッドタウン八重洲に混雑抑制プラットフォーム「VACAN」提供開始 〜予期しない混雑による「ムダ待ち」を防ぐ〜
AI×IoTを活用してあらゆる「待つをなくす」スタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、東京ミッドタウン八重洲(所在:東京都中央区八重洲)(3/10にグランドオープン)に、混雑抑制プラットフォーム「VACAN(バカン)」を導入します。今回、飲食店の混雑を施設内のデジタルサイネージ(電子看板)やウェブサイトへの配信機能や、待ち順管理を可能とするデジタル整理券機能などを提供します。これらのサービスを活用することで、店内の混雑検知・可視化から抑制、管理までを一気通貫で実現します。
■混雑情報プラットフォーム「VACAN」の導入について
今回は東京ミッドタウン八重洲に混雑抑制プラットフォーム「VACAN」を提供します。今回の導入により、下記の取り組みが行われます。
①飲食店のリアルタイム混雑情報を配信
混雑状況をAIカメラで可視化する機能「VACAN AIS(バカン アイズ)」を用いて、店内に設置したカメラの画像をもとに混雑状況を自動判定します。また利用者は店内に設置されたデジタルサイネージやHPから、AIカメラによって検知されたリアルタイムの混雑情報を手軽に確認することができます。これにより、現地に行かずとも各店舗の混雑情報を一覧で確認することができ、利便性の向上や分散利用が期待できます。
【AIカメラの導入エリア】
・ヤエスパブリック
・芝蘭担々麺(2022年9月から先行導入)
・鳥開総本家(2022年9月から先行導入)
・フリホーレス(2022年9月から先行導入)
またメールアドレスやLINE等を登録することで、順番が近づいたら通知を受け取ることができます。その場で並ぶ必要がなくなるため、通知がくるまで順番待ちの時間を自由に過ごしていただくことができるようになります。オンライン上で並べるようになったことで、買い周りが促進され他店舗では売上の向上などの効果も確認されています。※3Fの一部の飲食店が今回の導入対象となります。
参考:その場で並ばずに、購入できるイベントの動線を実現。買い回りの促進などの効果も(https://corp.vacan.com/casestudy/hanshin-umeda.html)
■導入の背景
東京ミッドタウン八重洲では、今回の導入によって次の2つの課題解決を目指します。
①「行ってみたら空いていなかった」事による顧客体験の低下
同店舗では、飲食店やカフェが複数階に幅広く存在しているため、利用者はそれらの店舗の混雑状況を各階に行くまで確認することが難しく、「行ってみたら空いていなかった・混んでいた」といった体験が発生しする可能性がありました。そこで現地に行かずとも、手元や施設のサイネージから事前に混雑状況を見れるようにすることで、顧客満足度の向上が期待できます。
②「待ち」により自由な時間活用に対して制限が発生
通常の店舗では、待ちが発生した際、利用者は店頭で待機する必要があったため、行動に制限が発生してしまいます。どこからでもオンライン上で並べるようにすることで、利用者の行動の選択肢を増やします。
■混雑情報可視化の仕組み
混雑状況の可視化にはバカンが提供している、リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」(https://corp.vacan.com/service)を活用します。VACANでは様々な方法で空きや混雑を検知/配信できますが、今回は店舗内に設置したカメラの映像をもとに空き状況を自動で判定します。店員の方の作業なども必要なく、既存のオペレーションを変えることなく混雑状況を可視化できます。これまで全国の百貨店やデパートなどに導入されています。
■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理などもおこなっており、空き/混雑情報を起点とした「待ちをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。