2024.02.05
待ち時間が価値に変わる新体験!待ちの特典化機能『Fun to Wait』、カナダ・バンクーバーRamen DANBOで初のPoC開始
AI×IoTを活用してあらゆる「待つをなくす」スタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、待ち時間の得点化&特典化機能「Fun to Wait」(ファン トゥー ウェイト)の実証実験(PoC)を、カナダ・バンクーバーRamen DANBO Kitsilanoにて、2月1日より開始します。ラーメン店における待ち時間を特典に変えることで、顧客満足度の向上を目指します。なお今回が、Fun to Waitの初めての実証実験となります。
本実証実験は2月1日から3ヶ月間を予定しています。Ramen DANBO Kitsilanoにて既に導入されているオンライン整理券システムと、待ち時間の得点化&特典化機能「Fun to Wait」を連携します。お客様はオンライン整理券システムで発行されたオンライン整理券から、Fun to Waitにアクセスします。その後、入店されるタイミングで店員の方が持つQRコード※を読み込むことで、待ち時間がポイント化されます。特典として、待ち時間に応じて同店舗で使えるスタンプカードへのスタンプが付与されます。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
「Fun to Wait」は待ち時間をただの時間の消費ではなく、価値に変えることを目指しています。待機時間に応じて利用者に特典を付与することで、利用者に待機時間中の新たな価値を提供し、顧客満足度や再来店意欲の向上などが期待できます。
今回は待ち時間に応じてスタンプカードにスタンプが付与されるようになっています。貯めたスタンプを使うことで、利用者は「ラーメン一杯無料」などの特典を受けられます。利用者は待機時間に応じて再来店時にもつかえる優遇を受けることができ、店舗はリピーターの増加を見込めます。
この実証実験を通じて、これまで店舗にとっても利用者にとってもネガティブな要素であった待機時間の新しい活用法としての可能性を検証します。「Fun to Wait」の導入により、待ち時間が顧客にとっても店舗にとっても有益な時間に変わることを目指し、新しい顧客体験の創出を図ります。
バカンは混雑状況の可視化・管理・配信といった混雑に関する様々な機能を提供する、混雑抑制プラットフォーム「VACAN」(https://corp.vacan.com/service)を提供しています。今回新たに提供が開始される「Fun to Wait」も、このVACANプラットフォーム上で利用可能な機能の1つになります。
本機能は「待つことのエンタメ化」することにより顧客体験価値を向上を目指す、待ち時間の得点化&特典化機能です。ユーザーは、行列に並ぶ際に店舗や施設内の壁や立て札に掲示されているQRコードをスマートフォンでスキャンして「チェックイン」します。そして、自分の番が来た際には入り口に掲示されている別のQRコードで「チェックアウト」します。このようにして、システムが待った時間を正確に計測し、その時間に応じてポイントが付与されます。
※トライアル申し込みはこちら:contact@vacancorp.com
【顧客へのメリット】
貯めたポイントは無料ドリンク、次回使用可能な割引コード、特別な商品やサービスといった各種特典と交換できます。つまり、待ち時間が単なる「待つ」時間でなく、「得る」時間に変わります。
【施設オーナーへのメリット※】
・顧客満足度・客単価向上:
ポイントで交換可能な特典の設計により、来訪客の囲い込みやリピート率の向上が期待できます。具体例として、スタンプカードのスタンプとの交換や、割引券との交換といった施策との組み合わせが可能です。
・正確な待ち時間の把握・予測:
店舗の待ち時間把握や、混雑予測に活用できる詳細な利用者の待ちに関するデータが得られます。
・混雑平準化・回遊促進:
店舗限定の特典を用意し、スタンプラリーのような回遊を促したり、混雑していない店舗のポイント効率を上げることで、店舗への顧客流入を促進します。
・マーケティング活用:
本機能を通して取得できる、「誰が、いつ、どの店舗で、どのくらいの時間並んだか」といったデータを活用して、ターゲット広告やコンテンツの配信が可能です。
※今後開発予定の機能も含まれます。
店舗名:Ramen DANBO Kitsilano
HP:https://ramendanbo.com/locations/
住所:1833 West 4th Ave, Vancouver BC V6J
営業時間:11:00-23:00 / 年中無休
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町2-5-1 半蔵門PREX South
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理などもおこなっており、空き/混雑情報を起点としたムダな「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。