2020.07.22
株式会社バカン、熱海の老舗・古屋旅館で、リアルタイム空き情報配信サービス「VACAN(バカン)」を提供開始
AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)は7月24日、合資会社古屋旅館(静岡県熱海市、代表取締役:内田宗一郎)の運営する「熱海温泉 古屋旅館」で、リアルタイムの混雑情報を配信するサービス「VACAN(バカン)」を提供開始いたします。館内の大浴場(男・女)や、フロントカウンター、コーヒーコーナーの計4か所のリアルタイム混雑情報がスマホ等でご確認いただけるようになり、コロナ時代でも安心して施設をご利用いただける環境を実現いたします。
新型コロナの影響を受け、ホテル・旅館では、混雑など「3密」を避けながら安心かつ快適に施設をご利用いただける環境づくりの重要性が増しています。特に大浴場など複数の方が共用される施設では、空き・混雑の可視化やその情報の配信など、より強い対策が求められます。一方、こうした可視化から配信までをすべて人手で賄うのは大変手間がかかり、限られたスタッフ数で行うには限界があります。そこで、手軽に空き情報配信を実現できるサービスへの期待が高まっています。
古屋旅館は、熱海市街中心部に位置する、創業1806年の熱海で最も歴史ある旅館です。今回は、大浴場(男・女)や、フロントカウンター、コーヒーコーナーの計4か所にVACANを導入され、これらの施設のリアルタイム空き情報を宿泊者様のスマホからご確認いただけるようになります。なお、古屋旅館ではこのサービスを「AIセンサー 混まないさん」という名称で提供されています。
VACANは、施設やお店のリアルタイムの空き情報をスマホ等に配信するサービスです。空きや混雑を検知するには様々な方法がありますが、今回は可視化したい場所の入口に入退出をカウントする機器を設置することで混み具合を計測しています。こうして取得した情報を、インターネット経由で処理を加えた上で、専用のスマホ用サイト等に表示します。
混み具合は、「空いています」「やや混雑しています」「混雑しています」の3段階で表示されます。この3段階の判定基準は調整でき、例えば、ソーシャルディスタンスよりも相当の余裕がある場合を「空いています」、余裕がなくなってきたら「やや混雑しています」 、密になる少し手前で「混雑しています」を表示させます。「混雑しています」表示の際は、お客さまにご利用の時間をずらしていただくことで、すべてのお客様が密を避けられるように図ります。
ホテル・旅館のお問い合わせを受け付けております。ご利用には初期費用と月額費用がかかり、金額は設置する機器の種類や台数によって異なります。お問い合わせは、メール(contact@vacancorp.com)や弊社ホームページ(https://corp.vacan.com)から受け付けております。
<※参考>「日経クロステック」にて、バカンのサービスを一部ご紹介いただいております。https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04146/
<熱海温泉 古屋旅館について>
所在地:静岡県熱海市東海岸町5-24
HP:https://atami-furuya.co.jp/
<株式会社バカンについて>
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
本社:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。