2023.08.01

災害時に避難所の混雑可視化。東京都西東京市に、避難所の開設・混雑状況をリアルタイムに伝える「VACAN」を提供開始

AIとIoTを活用して「待つ」をなくすサービスを提供するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)と東京都西東京市(市長:池澤隆史)は、災害発生時における避難所の混雑情報配信を開始します。配信はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を通じて行われ、インターネット上で確認ができます。本取り組みは、東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」のスマートサービス実装促進事業者であるTIS株式会社とともに、同プロジェクトの一環としておこなっている取り組みです。

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■混雑情報の配信について
本取り組みでは、西東京市が災害発生時に避難所を開設する際、バカンが避難所のリアルタイム混雑情報配信を行うインターネットサービスを提供します。配信は、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を利用して行われます。

VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」(https://vacan.com)という機能があり、避難される方はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、各避難所の位置や混み具合を確認することができます。​混み具合の情報は、各避難所の職員等がインターネット上の管理画面から操作することで更新します。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階です。

■本取り組みの背景
災害時に開設される避難所では、避難生活環境を維持するため、距離の確保や体調不良者のゾーニングなどが重要になります。一方で、感染症が蔓延する状況下においては各避難所の収容可能人数が従来と比べ少なくなる可能性があり、一部の避難所に人が集中することを避け、分散して避難をすることが必要になります。

今回の取り組みは、今後いつ起こるかわからない災害への備えとして、避難される方や遠方にお住まいのご家族の方が混雑状況を簡単にスマホなどから確認できるようにし、分散避難を考慮して行動できる環境づくりを図るものです。

■Be Smart Tokyoについて
本プロジェクトは、独創性・機動力にあふれるスタートアップ等が各エリアと協働することで、都民の暮らしの利便性・QOLを高める新しいサービスをスピーディに生み出すことを目的としています。スマート東京の実現に向けたスマートサービスの実装を加速させるため、都市OS等のスマートシティ基盤を提供するエリアマネジメント団体等とスタートアップ等とが協業可能な枠組みを構築します。

TISは、本プロジェクトにおいてスマートシティ領域での事業拡大を目的に、東京都と協働してスタートアップなどとスマートサービスの実装を促進する事業者である「スマートサービス実装促進事業者」に採択されています。

東京都事業紹介サイトURL:https://www.be-smarttokyo.metro.tokyo.lg.jp
TIS株式会社 Be Smart Tokyo紹介サイトURL:https://www.tis.jp/special/be-smarttokyo/

■東京都西東京市について
市長:池澤隆史
人口:206,114人(2023年6月1日時点)
HP:https://www.city.nishitokyo.lg.jp/index.html
市役所所在地:〒188-8666 西東京市南町五丁目6番13号

■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理なども行っており、空き/混雑情報を起点とした「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。