2022.04.01
東京都と共同でバリアフリートイレの混雑を可視化し、高齢者や障害者などあらゆる利用者の利便性向上を目指す
株式会社バカン(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、東京都と共同で都内のバリアフリートイレに、トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne(バカン スローン 以下、Throne)」の提供を開始しました。今回の取り組みにより、利用者はどこからでも手元のスマートフォンを通して、トイレのリアルタイムな空き情報を確認できるようになります。本取り組みでは「東京観光バリアフリー情報ガイド」に掲載されているトイレが対象となっています。旅行者や高齢者、障害者などを含め多様な利用者が安心かつ快適に過ごせるトイレ環境を整備することで、共生社会の実現を目指します。昨年4月から同様の取り組みを開始しており、今回の導入により「東京観光バリアフリー情報ガイド」に掲載されている、都内14施設のバリアフリートイレの混雑が可視化されます。
トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「Throne」は、東京観光バリアフリー情報ガイド掲載の6施設の車椅子対応のバリアフリートイレに導入されます。トイレ内に設置したセンサーによって個室の空き情報を自動的に判定し、利用者は専用Webページにアクセスすることで、リアルタイムの空き情報をPCやスマートフォンから確認できるようになります。これにより混雑情報を元に最適なタイミングでトイレを利用したり、近くの空いているトイレを探せるようになることで、旅行者や高齢者、障害者などを含め多様な利用者が安心かつ快適に過ごせるトイレ環境を整備します。
なお東京都と共同でバリアフリートイレの混雑可視化に昨年4月から取り組んでおり、今回の導入により「東京観光バリアフリー情報ガイド」に掲載されている都内14施設のバリアフリートイレの混雑が可視化されます。
多くのトイレは行ってみるまで使用状況を確認できず、「行ってみたら空いていなかった」といった問題が起こりやすいのが現状です。これはバリアフリートイレも例外ではありません。特にそれらのトイレでは、高齢者や障害者、育児者等のトイレまでの移動コストがかかる方達の利用も多いため、他のトイレに比べて手軽にどこからでも混雑状況が確認できる環境を整備することが重要です。
また国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)でも、目標6「誰もが平等にトイレを利用できる環境の整備」や目標11「住み続けられるまちづくりを」といった項目で、トイレをはじめとした都市のバリアフリー化の推進が求められています。
■東京観光バリアフリー情報ガイドについて東京都が公開する観光ガイドです。国内外から多くの旅行者を迎えるにあたり、高齢者や障がい者等の方々に安心して都内観光を楽しんでいただくことを目指しています。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/accessible/
・東京ソラマチ
・深大寺境内
・深大寺そば公衆トイレ
・大國魂神社
・府中市郷土の森観光物産館
・表参道ヒルズ
VACAN Throneは、手のひらに収まる程度のセンサーを場所を比較的選ばず簡単に設置でき、トイレや会議室の空き情報をリアルタイムに可視化できます。検知した情報の配信も、デジタルサイネージやwebサイト、アプリなど柔軟に対応が可能であることから、スマートシティ分野などでも多数ご利用いただいています。また取得したトイレの使用データを活用することで、清掃といったトイレ作業の効率性の向上も期待できます。
(具体的なメリット)
・個室内のリスク低減
長期滞在が生じている個室をリアルタイムに検知し管理施設などに通知することで、急病人などの発生を早期に把握できる可能性が高まります。
・トイレデータの活用
これまで取得できていなかったお手洗いの使用時間や頻度などのデータを蓄積することで、清掃や備品管理などの効率的なオペレーション構築が期待できます。
(画像)トイレの空き状況可視化の仕組みイメージ
■株式会社バカンについて会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区永田町2−17−3 住友不動産永田町ビル2階
設立:2016年6月
URL:https://corp.vacan.com/
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空き情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。また可視化だけでなく混雑の抑制・管理なども行っており、空き情報を起点としたDXサービスを提供していま