2020.12.08
災害時に住民の分散避難をサポート!埼玉県秩父市の避難所55箇所に、混雑状況をリアルタイムに伝える「VACAN」を提供開始
AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)と埼玉県秩父市(市長:久喜邦康)は2020年12日21日、災害発生時における避難所の混雑情報配信に関する協定を締結いたします。現在対象となる市内の避難所は計55か所で、配信はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を通じて行われ、インターネット上で確認ができます。
本協定では、秩父市が災害発生時に避難所を開設する際、バカンが避難所のリアルタイム混雑情報配信を行うインターネットサービスを提供します。現在対象となる避難所は計55か所です。配信は、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン )」を利用して行われます。
VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」(https://vacan.com)という機能があり、避難される方はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、各避難所の位置や混み具合を確認することができます。混み具合の情報は、各避難所の職員がインターネット上の管理画面から操作することで更新します。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階です。
コロナ禍においては、感染拡大防止のために人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)などが求められます。これは災害時に開設される避難所でも例外ではなく、距離の確保や体調不良者のゾーニングなどが重要になります。一方で、そうした状況下においては各避難所の収容可能人数が従来と比べ少なくなる可能性があり、一部の避難所に人が集中することを避け、分散して避難をすることが必要になります。
秩父市は、昨年の台風19号の際、市内で土砂崩れや断水などさまざまな被害が発生し、土砂災害や河川の増水などにより生活道路の崩落が起き、孤立する地域もありました。
今回の導入により住民の方や遠方にお住まいのご家族の方が、避難所の混雑状況を簡単に確認できるようになることで、分散避難を考慮して安全に行動しやすい環境づくりを図ります。今後いつ起こるかわからない災害への備えとして、コロナ禍でも安全かつ安心して避難できる「新しい生活様式」に合わせた街づくりをサポートします。
今回の協定について、締結式を実施します
日時:2020年12月21日(月)15:00
場所:秩父市役所 本庁舎3階 会議室
市長:久喜邦康
人口:61,243人
HP:http://www.city.chichibu.lg.jp/
市役所所在地:〒368-8686 埼玉県秩父市熊木町8番15号
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。