Solution 03
回遊の促進 — 混んでいる場所から、空いている場所へ
回遊の促進とは、「こちらは満席ですが、上のフロアは空いています」という情報をマップサイネージ等で提示し、人流を施設全体に分散させることです。数時間先までの混雑予測も併せて表示することで、行きたい場所が決まっている来訪者にも「何時に行けば空いているか」を伝えられます。混雑エリアの不満を減らしながら、空いているエリアの稼働を上げられます。
商業施設の回遊を促すサイネージ(LUCUA osaka)目的地までのルート案内(デモ)。店舗を選ぶと、現在地からの経路がマップ上に引かれます。画面内の店舗名はサンプルです。
イートインスペースの混雑を知らせるサイネージ(LUCUA osaka)
フードコートの店舗別空き状況を表示した画面(うめきたグリーンプレイス)
飲食店の混雑状況を表示するサイネージ(相鉄ジョイナス)
アウトレットの店舗案内サイネージ(軽井沢プリンスショッピングプラザ)
混雑した乗換改札を避けて東改札へ促す柱型サイネージ(JR新宿駅)
柱に設置されたレストランとカフェの混雑情報サイネージ(相鉄ジョイナス)
( 01 )偏る人流という課題
施設内の人流は自然に任せると偏ります。1階のフードコートは大行列なのに、上層階のレストランフロアには空席がある。この偏りは「混んでいる側の不満」と「空いている側の機会損失」を同時に生みます。
来訪者が動かないのは、空いている場所の情報を持っていないからです。回遊促進はこの情報格差を埋める打ち手です。
( 02 )仕組み: マップ×リアルタイム満空
フロアマップ上に各エリア・店舗の満空状況を重ねて表示します(VACAN Maps)。意思決定ポイント(エスカレーター前・エレベーターホール・館内入口)にサイネージを置くことで、「次にどこへ行くか」の判断に空き情報が入り込みます。
( 03 )いまの空きだけでは動かない人がいる — 数時間先までの予測
空いている場所へ動ける人ばかりではありません。「この店に行きたい」「この売り場を見たい」という目的がある人は、いま混んでいると分かっても行き先を変えず、待つか、あきらめて帰ります。この人たちには、いまの満空情報だけでは届きません。
そこで数時間先までの混雑予測を併せて表示します。過去の実績と当日の推移から時間帯ごとの見込みを出し、「16時台なら空きます」といった形で提示します。来訪者は行き先を変えるのではなく、行く時刻を変えるという選択ができるようになります。
| 来訪者の状態 | いまの満空だけの場合 | 予測を足した場合 |
| 行き先にこだわりがない | 空いている場所へ移動する | 同じ(現在の情報で足りる) |
| 行きたい場所が決まっている | 待つか、あきらめて帰る | 空く時刻に合わせて戻る/その間に別の場所を回る |
予測の精度は、施設の営業パターンとデータの蓄積期間によって変わります。導入時は実績を貯めながら段階的に精度を上げる進め方になります。
( 04 )導入事例
阪急阪神百貨店(複数フロアの満空統合配信)、LUCUA/うめきたなどで導入されています。
( 05 )よくある質問
回遊の効果はどう計測しますか?
対象フロア別の滞在・利用の分布変化、誘導先エリアの利用数の変化を導入前後で比較します。実証設計の段階で計測項目を定義します。
テナントごとの満空も出せますか?
検知方式をテナント側と調整できれば、店舗単位の満空やレジ行列の表示も構成できます。
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